なぜLED照明の寿命が長い?
最近は家庭でもLED照明が多く使われています。
理由は多少高価でも白熱電球より圧倒的に寿命が長く、結果的により経済的だからと思われます。
なぜ、LED照明の寿命は長いのでしょうか。
実はLEDには白熱電球のように切れるという現象は起こらないのです。
白熱電球はLEDと光の出し方が違うのです。
フィラメントは細い電線をコイルのように巻いたものに電流を流して光らせているのです。
このフィラメントは光を出す時には大変高温になりますので、電線が弱くなってきます。
つまり白熱電球はフィラメントが劣化して切れるのです。
これに対してLEDは、フィラメントではなく、発光ダイオードが使われています。
LEDはシリコンやゲルマニウムを材料とした固体でできており、電流を直接、光に変換します。
これは電線ではなく、個体ですから切れることがないのです。
LEDは材料の劣化で暗くなっていくので、
基準として70%より暗くなった時点で交換すれば良いのです。
切れることがないので急に真っ暗になったりする事もなく、
白熱電球の20倍くらいの寿命があるのです。


