耐震リフォームはなぜ必要なの?
地震が多い国日本で心配されるのは、住宅が倒壊しないかという点です。
過去に起こった地震でも、横揺れの地震であれば大きな地震でも倒壊してしまう住宅はそれほどありませんが、
大きな直下型の縦揺れに関しては倒壊する建物がたくさんあります。
これは、建物の耐震性の問題ですが、この耐震性に対する基準は昭和56年以前とそれ以降では大きく異なります。
例えば、1995年1月に起こった阪神淡路大震災では
震度7の直下型の揺れで倒壊した建物のおよそ8割は、昭和56年以前に建てられた建物だったのです。
当然、現在建てられている住宅は新耐震基準によるものですので、
耐震性に関しては震度7までは耐えられるようになっています。
現在の耐震基準が満たされている住宅でなくても、耐震リフォームをすることで新耐震基準の基準をクリアすることはできます。
住宅の骨組みは、柱によって支えられているラーメン構造と、
壁によって住宅を支えている壁面構造があります。
ラーメン構造は躯体を鉄板で固定することで倒壊を防ぐことができますし、
壁面構造は耐力壁を入れることで強化することができます。
耐震リフォームをする場合自治体によっては診断費をサポートしてくれるところもありますよ。
耐震性が気になる方は、新耐震基準に満たすリフォームをすることをおすすめします。

